sadojam 小説
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久しぶりに夕方過ぎに帰宅…相変わらず父親は惨めな程、酒に溺れている。 私が小さい頃はこんなじゃなかった。 父親は実家の八百屋を継いだのだが、バブル時期の土地高騰の時に土地を売り払い、働かなくなった。 素人もどきの事業に手を出し失敗し、今の生活になった。 父親の人生は終わった。 妻に逃げられ…来年には私にも逃げられる。 彼はどうするのだろう。 知った事じゃない…そう思ってる自分が悲しい。 じゃあ助ける? 助けない…そう思う自分が悲しい。 現実はシビア…全ては変わらない。 部屋の鍵を開け、入り、鍵を閉める。 私の小さなお城…荒野の中の小さなお城。 王子様はミッキーマウスのぬいぐるみ。 お腹にお金が詰まったお人形。 バックから14万取り出し王子様に詰めた。
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