夜、パパと鮨屋に行く…駅前のコインロッカーは、私の第二の物置きになった。
私とパパ…私はパパに媚びない代わりに、パパの言う事は何でも聞く。
今までほとんどキャンセルをした事はない。
パパが私に飽きたらそこで関係は終わる。
まだ今のところは飽きられていない。
パパの車…青いBMW。
乗り込む。
めったに運転をしないパパだから、車は新品そのものだった。
[駅からかなり遠いんだ。タクシー会社に儲けさせる為に行くんじゃないからな。隠れ家っぽい鮨屋だ。その代わり味はすげーぞ。値段もすげーがな]
自分の金持ちの自慢よりも、店の自慢をした。
私は今朝思ってた疑問を尋ねた。
[パパは何の為に生きてるの?]