sadojam 小説
.2
[我慢してる時間は本当の自分の人生じゃないんだ。我慢は美徳だとか、忍耐は精神力を培う。とかもっともらしい言い訳はあるがな] [何の為に生きる?…それはくだらない考えなんだ。 どのように生きるか?…だろ?それを考えるヤツが幸せになれるんだ] […俺に何言わすんだよ] 彼は我に返り、照れ笑いした。 だからこのパパが気に入ってる。 私は彼の頬にキスをした…下心じゃなく、したかったから。 彼は驚いた…[急に何すんだよ] 私はクスクス笑った…久しぶりに笑えた。 このあと、鮨屋に着くまで2人黙ったままだった。 私は考えていた…結論。 [やはり金なんだ。金がなきゃ我慢するしかない。我慢して何が生まれる?…何にも生まれない]
ギフト
0