sadojam 小説
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目が覚めたのはお昼前…今日は日曜日。   夕方から妙子と一緒にウルフのライブと打ち上げ。 気が滅入る…だが仕方ない。 鍵を開け部屋を出る…父親は相変わらずコタツで爆睡。 めちゃくちゃな部屋…アルコールとナニかが腐敗してる嫌な臭いが充満している。 悲しみと憎しみが宿る。 1人暮らしをしたい…でも出来ない。 コップを洗い水を飲む。 簡単に顔を洗い、周りを片付けゴミを袋へ詰める。 憎しみが増すのを抑える。 近くの公園からだと思うが、外からは子供達のはしゃぎ声が聞こえる。 屈託ない幸せな家庭の子供達だろう…羨ましい。 私の家庭には笑いがない。 洗濯機を回す…風呂場を大掃除する。 洗剤の刺激臭が鼻についた。 涙がこぼれる…手を止め、うずくまり静かに泣いた…。
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