sadojam 小説
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神崎の話しに私は素っ気なく返事…妙子に話題をふる。 妙子は頑張るものの、神崎はおかまいなく私に質問する。 たまたま私の携帯のメール着信音が鳴る。 私はトイレに逃げる。 当然のように妙子もついてくる。 気が滅入る。 [恵美、何考えてるのよ!] やはり機嫌が悪い。 グダグダと言われる前に提案した。 [席替えしようよ。私が相向かいに入るわ] 妙子はそれで納得した。 私は早く帰りたかった。 席替え…名前を覚える気にもならないベースとドラマーを相手に、私はひたすら相づちを打ち、興味ない音楽の質問をして、盛り下がらないように間を伸ばす。 幸いにも神崎は私に話しかけなくなった。 23時…私はもう潮時と考え、帰る旨を伝えた…皆は口々に引き止めたが [私の家、親が厳しいの。ごめんなさい] の1言で納得した。 お会計は神崎が払うと…私はご馳走様を言い、皆を後にして居酒屋から出た。 外に出て妙子にメールしようとしたら、後ろから声をかけられた。 振り向くと神崎がいた…最悪…。
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