sadojam 小説
.5
待ち合わせは新宿駅前にある有名なホテル…。 私は、彼の財布を覗いた事があった。 名刺のほとんどが政治関係だった。 でも彼は政治家には見えない。政治家の秘書かもしれない。 でも新宿に都庁があるからプライベートでは近寄らないはず。 まぁ、安心でお金さえもらえたら、素性は関係ないし、どうでもいい。 彼はお金を払い、私は身体を売る。 それだけの関係…イヤなら連絡しなきゃいいし、連絡とらなきゃいい。 指定されたホテルのロビーで待ち合わせ。 影が薄いというか、存在感があまりない彼…私はいつも彼がすぐそばに近づいてから気付く。
ギフト
0