sadojam 小説
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気付いたら私は自分で触っていた…こすっていた。 舐めながら、私は自分から触っている。 指は止まらない。 指だけじゃじれったい。 息苦しくなる…途端に口からソレが抜ける。 思いっきり息を吸う。 指はそれでも止まらない…彼がそれを見て何か喋ってる…が私は分からない。 後ろ向きにされる…一気に入れられた。奥に突かれる度にカカトが上がる。が ゆっくりとした動き。 もっと早く!強く! 言葉には出せない。 じれったい…そう思った瞬間、彼の動きが激しくなった。 下腹部から背筋に何かが走る。 すごい! そうしか思えない。 私は私でなくなった。 私は私になった。 私じゃなくてもよかった。 分かる事は…気持ちいい…もっと。 もっと凄いのが下腹部から足首へ。下腹部から背筋を通って登ってくるのが分かる…来そうな瞬間…消えた…待っていたのに一瞬にして去ってしまった。 彼が呻き声と共に腰をふるのを辞めた。 私はちょっと訳が分からなかった。 バスルームは彼の満足そうなため息と、何事もなかったように流れるシャワーの音だけ。 私は去っていく感覚を感じつつ、彼の身体を洗った。 彼はまた色々しゃべり出した。
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