sadojam 小説
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[高校は関係ない。恵美は金を稼ぐ方法を分かってるからだ。これは言っただけじゃ分からねえ事だ] 彼は喋り続ける。 [俺よりもっと稼いでるヤツはいる。ソイツらは俺よりもっと自分のやれる事を知っているんだ。…もう言ってる意味が分かんないだろ?] 彼は笑った。 [自分をよく知るんだ] 彼は笑わずに言った。 [自分の事が分かるようになると、金も分かるようになるんだ] 真顔で言った。 [自分の性格を知れば、お金も入るの?] 私は彼の言った意味が理解出来なかった。知りたかった。 [性格も全てひっくるめてだ…環境に感情に人間関係。とにかく全てだ] 彼の顔はまた笑顔に戻った。
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