sadojam 小説
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[もし私が500万あるとするじゃん…そうしたらもっとお金入るの?] その質問は私にとって、一番切実な問題だった。 500万貯める為に身体を売ってるのだから…。 [もらったりしたのじゃなく、自分で稼いだら増えるよ。自分にやれない事で増やしたんなら消えるけどね] そう言い、また彼は何度も頷いた。 [500万貯めるのと5000万貯めるのと一緒だと…貯まった時に気付く。早く食えよ…冷めちゃうよ] 食べ終わった彼は煙草をくわえた。 私は肉にフォークを刺した。 彼はまた喋り出した…いつも通り、私には興味ない話を…。
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