学校…妙子が相談に来る。
[もっといい人が現れるよ]
気休めな言葉は所詮、気休めにしかならない。
妙子は神崎を怒ったり、自分を哀れんだりと、休み時間たびに変わった。
いい加減相手するのが面倒になり、話題を変えるつもりで言った。
[何の為に生きてるの?]
妙子は妙な顔をした…私はバカな質問したわ…と少し後悔。
妙子は言った。
[自分の為じゃない?]
私は恥ずかしい質問を誤魔化す為に言った。
[そうね…少なくとも神崎の為に生きてるんじゃないわね]
妙子は黙った。
お昼休みからは神崎の話はしてこなかった。