sadojam 小説
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[帰ろっか…] 私はそう言い、腰を上げた。 神崎は従った…腰を上げた。 二人、来た道を引き返す。 [俺はやっぱりお前の事、気になる…] 神崎が歩きながら呟いた。 […ありがとう] 私はそれしか言えない。 [それだけ?…俺の事嫌い?] [だってまだ分かんないんだもの] …もちろん、告白されて悪い気はしない。 でも恋愛どころじゃない。 身体売って汚れてるし…何より妙子はどうするの? [俺の事、眼中にない?] …ないわ…本心だった。 その本心を言うべきだった。 でもこの状況で言えるはずはない。 苦肉の言葉… [神崎の事よく分かんないし…] [だったら知ってよ!メール位なら教えてもらってもいいでしょ?] 私は教えた…神崎は慌てながらも携帯に登録した。 私の携帯が鳴った。 [今送ったの俺だから…登録しといて] …私は何をしてるんだろう? …私は何をしたいんだろう?
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