sadojam 小説
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神崎は答えた。 [近藤みたいにあんまり深く考えた事はないなぁ…一緒にいて楽しけりゃ友達なんじゃない?よく分かんないけど] [私といてもつまんないでしょ] 私は言った。 [つまんなきゃ、わざわざここまで来ないよ] 神崎は勝ち誇ったような笑顔を見せた。 […冷たいでしょ…私って] 私は言った。 [俺エムだから楽しい] 神崎はおちゃらけて言った。 私はクスッと笑った…エムなのは私だわ…言葉には出さなかった。 [笑った顔初めて見たよ] 神崎は私を見つめて笑った。 私は急に恥ずかしくなった。 神崎は音楽の事…ライブや作詞を考える悩み。家庭の事まで話し出した。 私は頷くだけだった。
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