sadojam 小説
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休み時間…ほとんどの女の子が携帯電話を開く。 仲の良い子と喋りながら、器用にメールを打ってる人もいた。 私はメールはほとんどしない。 学校の行きと帰りしかチェックしない。 電話送受信履歴はパパ達。 メール送受信履歴は妙子と神崎。 たまに辞書代わりになる。 予定を書き込む。 何回目かの休み時間で、気になった人がいた。 休み時間は携帯をずっといじったままの男。 不思議だった。 背が低く、どう見てもオシャレはしてない…つまり、女の子とは疎遠な男。 高校1年と間違われてもおかしくない幼い顔立ち。 ずっと観察…誰とも話さない。 休み時間…ずっと携帯をいじってる。 好奇心が思い切り刺激される。 女の子とメールしてるのか? ゲームでもしてるのか? 私より少し前の席なので、表情は分からなかった。
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