sadojam 小説
.5
[掲示板に書くんだ。返事が返ってくるとまた返事を書いて。僕には友達がたくさんいるんだ。だから見なきゃならない] [よく分からないわ…どうやって友達になるの?] [モ○ゲに登録し、簡単なプロフィールを書いて、あとは好きな所に顔を出して挨拶して仲良くなるんだ] [意味分からないわ] 加藤は少し考えて私に説明した。 [部活のようにサークルがたくさんあるんだ。同じような趣味の人が集まる。ほとんどの趣味が揃ってる。悩み相談も簡単にできる。そこで書いたりして、そのうち友達がたくさんできる] [現実に?] [会ってる人はいるんだけど、あくまでもネットだけの関係だから…] [友達はいるの?] 彼は嬉しそうに答えた。 [56人いるんだ] 加藤は初めて笑った。
ギフト
0