sadojam 小説
.8
下校…久しぶりに妙子と帰る。 途中ショッピングしに寄り道。 [しかし、恵美はいつもワケ分からないよね] 妙子は笑って言った。 [何したっけ?] ごまかしは通用しない事は分かっていたが、ごまかした。 [加藤の事よ。いじめをわざわざ阻止した事よ] 当たり前だが通用しなかった。 [たまたまよ…] 本当に偶然だった。 [まぁ…恵美があんなの相手するわけないからね] 妙子は話題を、クラスの友達の噂…ファッションの話…恋愛へと変えた。 私は聞き手に回った。 派手なショップ…店員の格好も派手…私はあんまり趣味じゃないが、妙子にはストライクゾーンど真ん中。 私は妙子に、感謝の気持ちも込めて…加藤の件…で5千円札を渡した。 妙子はもちろん拒まなかった。 妙子と私はそういう関係。
ギフト
0