sadojam 小説
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[じゃあ後で送るから。また明日ね] 妙子はそう言い残し、振り返り、雑踏の中に消えて行った。 後で送られるモノ…モ○ゲというサイトのURL。 携帯電話を開く…神崎からのメールが2通。 神崎パパからの電話…着信はない。 私から連絡を取れる人 妙子。パパ3人。神崎。 自宅。 以前、誰かから聞いた言葉を思い出した。 [今の若者は携帯無くしたら泣くそうだ…] 私は無くしても泣きはしない。 4人しか連絡取り合う人がいないから。 どちらが悲しいのか、正しいのか分からない。
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