sadojam 小説
.3
ラブホ…毎回違うホテル…いつも適当に外見で決める。 それでも必ずVIPルームかスウィートルーム。 たいがい、どのホテルもジャグジー、もしくは泡風呂があり、温かいお湯が最初から張ってある。 一緒に入る…彼の体を洗う。 自分の体にボディソープをつけ…彼に接する。 [そんなのはしなくていいんだ] 彼は言う。 そんなの…風俗嬢の真似事。 [なんで?] 私は聞いた。 彼は私の胸をまさぐりながら答えた。 [俺がそういう事を求めるなら、プロのお姉ちゃんの所に行くさ] 乳首をつままれながら私は聞き役。 [俺が恵美を買うのは、恵美だからだ。 お前は媚びない。自分を曲げない。そんなお前を俺が自由に出来る…そこに価値があるんだ] 私はよく理解できない。 [お前はお前のままでいい。媚びる必要はないんだ。恵美らしく俺に接すればいい] 私の今日の課題…私は媚びたつもりはなかった。 ただ、たまにはこういう事をしようかな…それだけだった。 パパには言わなかった言葉。 [私がパパにしてあげたかったの] 言えなかった代わりに私はパパを強く抱きしめた…。
ギフト
0