sadojam 小説
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彼は私を湯船に入れた。 少し冷えた身体に心地良い。 [恵美、凄い声出してたな] 彼は意地悪く言った。 私は少し笑った。 温かい湯船…このまま眠れたら最高に幸せだった。 他に何にもいらなかった。 幸せってこんなのかな? そう思えた。 お金なんていらない…この時間がずっと続けば。 もう一度深くため息をつき今の考えを否定した。 金の為に身体を売り、父親みたいな男にイカされ、ベッドではなくバスルームで犯されるように…顔にたくさんかけられた。 これが本当の幸せなんかじゃない…はず…。
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