出前を頼む…彼はピザを。私はお寿司を。
食欲旺盛な彼を見てると、バイタリティーの大きさ、深さ、重さ、広さ、に感嘆する。
バリバリ仕事し、たくさん食べ、貪欲に遊ぶ。
欲の根底は全て直結している。
[俺の顔になんか付いてるか?]
私が彼を見ているのに気付き、彼は言った。
私は首を振った。
[なんだ?また質問か?]
彼は笑いながら最後のピザの1ピースをほおばった。
私は半分残したお寿司を、彼の前に差し出した。
彼はお寿司にも手をつけた。
[私ね…最近おかしいの]
私は言った…彼は口を動かしながら、あごをしゃくった…意味…それで?
[すごくエッチが気持ちいいの…怖い位に]
彼は笑った。
[俺は旨いからな…]
彼はすぐ真顔に戻る。
[そんな答えを知りたいんじゃないんだよな…]
彼は最後の寿司をつまんで語り始めた。