sadojam 小説
[初体験]
後悔しなかった初体験をした人っているの? ▽アミの友達は大体がウリをしている。 アミも当然、体を売ってる。 違うのは、アミは月に数人と数回寝るだけ…お金持ちだけに体を売る。 共通点は、カラオケに行くような感じで、当たり前のように体を売る…。 私は? 最初は好きな人と…そんなのは夢。 あまりにも当時の現実とかけ離れていたので、ハーレクインとかの小説の世界だと思うようになっていたわ。 私の処女は15万円…アミの客というか、パパだという40才手前の男に売った。 格好いいおじさんで優しかった。 名前は知らない。 痛かったとか悲しかったとか、お金とかは考えなかった。 ただ、これでアミ達と同じステージに立てた。 という思いしかなかった。 私だけ処女なのが嫌だった…仲間外れ…疎外感をなくしたかった。 アミが言った。 [体を大事にしなきゃダメだよ。安売りは決してしちゃダメ!] とにかく私はアミ達と同じステージに立った。 何の為に? 生きていく為に。 アミと一緒に生きる為に。
ギフト
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