ソフトタッチ
第四話 最弱主人公登場
俺の名はルシファー。この物語の主人公のうちの1人だ。 はっきし言って、最弱。 スライムにも勝てないほどに弱い。 なので、基本的に一人ではレベル上げができない。仲間がいればモンスター狩りができるが、最弱の俺を仲間に入れてくれるパーティーなど皆無だ。 よって、いまだにレベルは1のまま、スライムも倒せない強さである。 ルシファーが最弱な理由は、保有しているスキルにもあった。「経験値4分の1」というスキルによってレベルが上がりにくくなっている。その上魔法適性がゼロなのであらゆる種類の魔法が使えない。 装備できる武器の種類も少なく、いろいろ試したが「本」しか装備できないようだ。魔法が使えないのに、「本」しか装備できないというのはもはや笑うしかないレベルである。 もしもゲームをはじめてこのような主人公をひいてしまったら、迷わずリセットをしてやりなおすだろう。 だが、これは現実。やり直しはきかないのだ。 ルシファーはギルドに来ていた。 ギルドのスタッフ「あなたにこなせそうなクエストはありません。」 ルシファー「今日もダメか・・。」 ルシファーがいる街は比較的都会なので、雑用などをこなして最低限の生活を送ることはできる。だが、ルシファーは異世界から召喚された勇者の一人だ。元の世界に戻るために魔王を倒さなければならなかった。