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夕梨『さて…要に続きレスカとロザリアも脱落か。てか、そんな話だったっけ?』
湊『紙袋に入った下着で脱落者が出るなんて…』
琥珀『予想外でした…;』
水樹『…あのさ、思ったんだけど、どうして勝負下着なのかな?単に嫌がらせなら、別に普通のでも良くない?』
葵『あ!そうだよね!!…言われてみれば』
ナタリア『嫌がらせではないとなると、ストーカーとか変質者とか…フフ………私直々に始末してあげないとね……(妖笑)』
湊『ち、ちょっと待ってください;どこに行くんです?まだそうと決まった訳では……;』
水樹『うわ…犯人お気の毒……』
葵『朝日が拝めるといいね…』
琥珀『あ、あれ?ナタリア?本当にどこに行くんです?……行ってしまいました;;』
葵『ナタリアも脱落か;ナタリアってストーカーとか変質者って単語が出ると、目の色変わるよね。怖いくらいに…』
水樹『目の色ってか、目付きだよ。獲物を狙うメスライオンみたいな……』
湊『……嫌な思い出でもあるのでしょうか。……怖くて聞けませんが…』
夕梨『………ん?この紙袋、隣町のショッピングモールのじゃない。…そういえば、この間、誰かが行かなかったっけ?』
水樹『あ!新しく出来たとこだよね。前、本屋さんだったとこ。ユリアによく連れてかれて行ったよ。可愛い小物も置いてあって、面白かったよ!』
葵『…あれ?そういえば昨日、ユリアが帰りに寄るとかなんとか……まさか…いやいや…でも…』
湊『犯人はユリアさんということですか?でも、だとしたら動機はなんでしょう。琥珀さんたちをとても慕っているように思うのですが…』
琥珀『あぅ…;私、ユリアに何か…(涙目)』
湊『あ;いえ、そういうつもりで言った訳では…;』
夕梨『あくまで仮定だから、そんな思い詰めなさんな』
琥珀『でも……あぅ~…』
水樹『琥珀姉…メンタル最弱;』
葵『いやでもさ、仕事の時は結構強いよね…そうでもないか。よく泣くし』
夕梨『公私混合してないならいいじゃない』
葵『えっと……普段の琥珀は、乱闘が起きて部屋が破壊される度に、泣きながら怒ってるし、仕事中は感情移入し過ぎて泣くし……あれ?公私どっちも泣いてない?』
湊『……どちらが公でどちらが私ですか…;;』
琥珀『はうぅ…(/д<。)』
夕梨『……メンタル脆いわね。直せとは言わないけど、せめて涙腺どうにかしたら?』
琥珀『はい……頑張ってみます…グスッ』
水樹『まあ、主な原因はロザりんだろうけど、さ』
葵『毎回、事務所をボロボロにされたら、そりゃあ泣けてくるわ。仕方ないね』
湊『ロザリアさんだけではないと思いますけど、やはり原因を作っているのは、彼女ですよね…;』
夕梨『……って、話ズレてる!一番の問題はこれでしょ!!いつまでここに置いときゃいいのよ?』
葵『こうなったら、いっそ皆で被っちゃう?楽しいかもよ!』
水樹『葵姉…無責任な提案しないでよ…』
夕梨『パス(―_―)ノ“』
湊『私もちょっと…;』
琥珀『…;;;葵、やけくそになってません?』
葵『うん!!』
水樹『じゃあ、言い出しっぺの葵姉が被ってみたら?ほれ』
葵『パス!恥ずかしい!』
夕梨『…その恥ずかしい事を私たちにやらせるつもり?…はあ………;』
琥珀『どうしましょうか;』
湊『悠希さんのところに届けてみます?』
夕梨『……やめといたら?あいつもウブだから、要みたいになるわよ。役に立たないから……いつもだけど』
水樹『そう言えば、よくうちに来るよ。雫姉さん目当てで。そん時の悠希の顔、琥珀姉といる時の要と一緒だったよ。マジウケた(笑)』
葵『うは!私も見たかった!大笑いしてやりたい!!』
夕梨『…やめなさい;』
湊『……本当にどうしましょう。捨ててしまう訳にもいきませんし……』
……ガチャ
ユリア『あれ?みんなどうしたの?難しい顔しちゃって』
湊『ユ、ユリアさん!あ、いえ、ちょっと…。それより、ユリアさんはどうしてここに?』
ユリア『うん?あ、実はね、私宛てに荷物届いてないかなって思って』
琥珀『荷物?……ま、まさか……;』
葵『……これ?』
ユリア『あ!そうそう。それそれ!……って皆、なんで怖い顔してんの?』
夕梨『…ユリア、あんた大変な事してくれたわね(怒)』
水樹『紛らわしい事この上ないよ!!(怒)』
葵『あんたってもう、なんて言うか…このトラブルメーカーが!!(怒)』
湊『はあ…;まさかの結末でしたね;;;』
琥珀『……あうぅ…;д;嫌がらせじゃなくてよかったです~(泣)』
ユリア『????』