将也『いかがいたしました?蕾さま』
蕾『…将也、貴方また……』
将也『貴女のためです』
蕾『…………;』
将也『蕾さまのお手を煩わす輩など、この学園に不要です』
蕾『将也……気持ちは有り難いのですが、その……なんて言いますか…やり過…』
将也<font size="3" color="#FF0000">『何かおっしゃいましたか?』</font>
蕾『……い、いえ……(怖い…;;)』
将也『そうですか。…これが今回の議題です。確認をお願いします』
蕾『はい。………あら?これは何ですか?…《理事長の素晴らしさを語る会議》…;;;;ま、将也?あの…』
将也<font size="3" color="#FF0000">『なにか?』</font>
蕾『!!…;;;;;もう いいです…勝手にしてください……(/_;)』
ロザリア『ふーん…大変やなあ…』
レスカ『何も言い返さないのか?立場的にはお前の方が…』
蕾『そう思うでしょう?!駄目なんですよ!言い返さない…ではなく言い返せないんです…』
ロザリア『このままやったら、間違いなくエスカレートするなあ』
レスカ『今、正にエスカレート中だ……それより、将也はお前の他に興味がある事はないのか?』
蕾『さあ…。あまりそういう話は聞きませんね。よくよく考えてみれば、私、彼の事をあまり知らないんですよね…』
ロザリア『はあ?そないな得体の知れん奴、今までよく側に置いとったなあ』
蕾『う…;;私も家の事や学園の事で頭が一杯で…。彼の事を考える余裕がなくて……やっぱりまずいですか?』
レスカ『まずくはないが……それを知ることで、少しは軽減されるんじゃないか?仕事は問題なくこなしているんだし…』
ロザリア『《理事長の素晴らしさを語る》なんてのを議題にするのにか?』
レスカ『………問題あるな;;;』
蕾『…このままでは、他の生徒達に誤解されかねません。どうかお二人の力でなんとかなりませんか?』
ロザリア『えぇ…;ウチ、あんま将也に関わりとうないんやけど;』
レスカ『ロザリア…言ってやるな。しかし…何故私たちなのだ?』
蕾『一番口が堅そうなのと将也とやり合えるのではと思いまして…』
レスカ『お前の言うことすらスルーする奴に、私たちが敵うと思うか?』
ロザリア『明らかに人選ミスやろ…』
蕾『じ、じゃあ、琥珀さんは…?年上ですし』
ロザリア『それこそ人選ミスやんけ!考えてもみい?押しにとことん弱い奴やねんぞ?言いくるめられるんは明確やん』
レスカ『……今、その光景が見えた……』
蕾『はあ…;よろず屋の皆さんでも駄目ですか…;もう我慢するしかないんでしょうか…』
レスカ『……ん?一人いるぞ。我が強い奴が』
ロザリア『え…?いたっけ?』
蕾『え?!どなたですか?それは!!』
レスカ『…ただ、依頼を受けてくれるかが問題だが…』
ロザリア『あ……(察し)』
蕾『そんなに手強い方なのですか?』
レスカ『手強い……か。将也の女バージョンと考えて貰えればいい』
ロザリア『ちっと違ない?狂信的というよりは狂人的やろ』
蕾『…………大丈夫ですか?その人;』
レスカ『私も確実にとは言えないが…少しは緩和されるかもしれんな』
蕾『…はあ……』
レスカ『まあ、何とか話は付けてみるが…あまり過度な期待はするな』
蕾『は、はい』
ロザリア『…大丈夫なんか…?;あいつ琥珀の言う事しか聴かんのとちゃうの?』
レスカ『……ああ、だから琥珀から頼んで貰うんだ。人助けだと言えば琥珀は動くからな』
ロザリア『…飼い馴らしとるなあ…』
レスカ『誤解されるような言い方はよせ』
蕾『あの、ではよろしくお願いします…;』