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デレマスの漫画とイラスト
2019年9月20日 17:36
投稿カテゴリ : 記事

iPad Pro(2018年モデル)用の左手デバイスを導入してみた

購入したのはTOKYO FLIP-FLOPさんの「ワンボタンキーボード」.名前の通りキーボードのキーを1個だけ独立させたデバイスです.

どうしてコレなのか


以前,「iPad用のゲームパッド:8bit Zeroがお絵描き用左手デバイスとして使える!」という話題がバズったことがありました.

確かに便利そうだったので導入を検討したのですが,「iOS版CLIP STUDIOと組み合わせて使う場合のみ,きちんと使える」ということを知って断念しました.

8bit Zeroは見た目こそゲームパッドですが,十字キーやボタンを押したときにiPad側へ送られる信号はキーボードを押したときのものと同じなのだそうです.しかも,ボタンと信号の組み合わせを変える機能は搭載されていません.

しかし,クリスタにはショートカットキーを自分で設定できる機能があります.なので,ショートカットとして登録済みの信号をゲームパッドがiPadに送れば,クリスタが「その信号は『戻る』のショートカットだね」といった具合に認識するのです.


一方,クリスタ以外,MedibangやProcreate等のイラスト用アプリには「ユーザがショートカットをアプリ内で設定する」という機能がありません.公式に用意されたショートカットは豊富に存在するのですが,それらの信号(例…「戻る」のcmd+Z)と8bit Zeroが持ち合わせている信号が一致するとは限りません.

つまり,「既に存在するショートカット用の信号をユーザが登録できる左手デバイス」が必要になります.

ここで登場するのが「ワンボタンキーボード」です.

リンク先を見ていただくと分かりますが,このデバイスは自分の好みのキー入力を登録することができるのです.同時押し信号にも対応していますから,先述のcmd+Z等も実装可能です.

キーの割り当て方法はこちら

iOS版Medibangのショートカットキー一覧はこちら

(個人ブログに一覧が載っているのにどうして公式サイトには載せてくれないんでしょう?不思議です)

実際に使用


iPad Proと接続する為に,

ワンボタンキーボード→microUSB-USB typeAオスケーブル→USB typeAメス-USB typeC変換コネクタ

と経由します.

ケーブル,変換コネクタ共にデータ通信可能でないといけません.

また,タイトルに2018年モデル用の左手デバイスと書きましたが,USB typeC端子ではなくLightning端子のiPadとの接続は非常に不格好になる為です.

実際にiPad Pro 12.9インチと接続するとこんな感じです.

どうしても端子部分が出っ張るので,根元をへし折ったりしないように気をつける必要があります.



↑上記リンクから実際に動かしている様子が見れます


ぼくは作業中に「戻る」操作を多用するので,信号の割り当てはcmd+Zを選びました.ペンを持った方の手の指2本を使って画面を連打して,描いてはまた連打してを繰り返すよりずっと快適です.