俺「ファイアーボール!」
サトミ「スノーレーザー!」
俺たちは襲い来るモンスターたちと戦っていた。
俺「おいサトミ、俺がファイアーボールしか使えないのに、なぜ君はスノーレーザーを使える?」
ボールよりもレーザーのほうが上級の魔法なのだ。
サトミ「知らないわ。私はこの魔法しか使えない。」
俺「そうか。」
異世界にきたばかりの俺たちにとって、この世界はまだわからないことだらけだ。最初に使える魔法も、人によって違うのかもしれない。
(もしも最初に使う魔法がランダムで決まっているのだとしたら、初級のファイアーボールを引いた俺はハズレということになるな。)
(いやまてよ、魔力量という概念があるのなら、魔力消費が少ない初級魔法も必要か・・・。)
俺「ファイアーボール!」
俺「ふう、これでモンスターは一掃したな。ダンジョンの出口を探そう。」
最初のダンジョンを出てフィールドに出ると、俺たちを異世界へと連れてきた不思議な空間の歪みがまたあった。
俺「もとの世界へ戻れる!飛び込もう!」
キュイイイイイン。
俺「ん?ここは・・・。」
女たち「きゃー、エッチぃ!」
なんと戻ってきた場所は、女風呂だった。