それからはのう。
親父が死ぬまで、豪華な食事が食えた。
たまに金まで置いてな。
まだガキだったわしは嬉しかったが…
親父は心苦しい思いだったろうなあ…
それは狩人になってわかる。
豪華な飯も金も…
全て師匠の命がかかってるんじゃからな。
感謝して頂け…
自分に言ってるかのように…
わしに毎日そう言ってたのう。
親父が逝った時。
師匠は、わしが一生暮らせる金を黙って置いてなあ…
金はいらない!
俺を弟子にしてくれ!
わしが腹を決めたのは…
13の暑い…
暑い夏じゃったな…