それから三人は…
別々の土地で…
別々に暮らし…
部族の王として、三千程の頂点に君臨する。
狩人の技を伝え…
一人一人が強くなる事を皆に命じた。
狩人に作ってもらった鉈のような武器を改良し…
毒が出るように施す…
ははは。
お前らには、これくらいの大きさだろう…
キィ!
そんな会話が聞こえてきそうな…
あの一緒にいた日々の、狩人の優しい顔を時折…
三人の王は思い出す。
今も変わらず、鉈のような武器を持っておるじゃろう。
そしてもう一つ…
王達は皆に教える…
狩人を…
狩人と言う者達を…
決して信用するな……
と。