才蔵ちゃんねる
七話
男を、その後見掛ける事は無し。 四十年。 我ももう、ひとかどの狩人なり。 それなりの経験もし、竜も狩り続けるに候。 そんな折りに、妙な噂を耳にする。 金の鎚を担ぎ、狩りをする男在りと。 龍の頭を繋げ… さらに鉄を巻くという、世にも不可思議な噂に候。 それはまるで… 地獄の鬼が罪人を屠るごとく、奇な出で立ちだと。 そして… 鎚に魅入られし龍は… その躯を痺れさせると言う… 片腕の老人が持つその鎚は… その後… 鬼鉄と呼ばれ… 恐れられし候。
ギフト
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