才蔵ちゃんねる
四話
やはり… 母親はほっとけなかった。 夜になると山へ行き、乳をやる。 今のガキなら泣けば貰えるおっぱいをよぉ… 一日一回… いや… 二、三日開けなければならない日もあった。 ごめんね…ごめんね… 泣きながら母は乳をやり… 泣きながら父は生きてくれと願う。 一年… そんな生活が続いた頃… 子供は消えたんだ。 歩けるようになってすぐにな。 親達は必死に捜したが… 見つかる事はなかった…
ギフト
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