才蔵ちゃんねる
四話
帰ろうかって時だった。 一人の知らない爺さんが横に座ってよ… ああ、人間のな。 あんた… あの子を連れて行きたいんじゃろう? 爺さん。 何でその事を… ほっ…ほっ… あの子のフィアンセじゃった子はのう。 わしの孫なんじゃ。 諦めてた所にこれだ。 こりゃあ縁なんじゃねえかなって… 爺さんの顔みて思ったよ。 そしてよ… 何かを見守るかのような優しい顔でな。 ぽつりぽつりと、ゆっくり話してくれたよ…
ギフト
0